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【電通案件】100日後に死ぬワニはなぜ”失敗”したのか

こんにちは。吉田です。

Twitterで「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画が流行っていました。
作者のツイッターアカウントが、死に際の100日前には200万フォロワーを超えていたので、かなりの人気だということが分かります。

しかし、ワニが死んだ後のひと騒動で、一気に炎上しました。
その後、Twitterをはじめとするネット上では、いろんな「価値観」がぶつかりあっています。

100ワニの誕生から炎上までの一連の騒動を見ると、私はこのコンテンツは”失敗”であると考えます。
そこで今回は、私が100ワニを失敗であると見た理由についてご説明いたしますので、作者と電通は良く見ておいた方がよいでしょう。

目次

  • Twitter民が感じていた面白さ
  • 電通に殺されたワニ
  • 失敗と感じた唯一の理由
  • 電通案件は連載開始前から存在した
  • 100ワニと作者の今後
  • 驚異的速さで100ワニコラボカフェを東京・大阪にOPEN!
  • 100ワニコラボカフェTOKYO初日の状況
  • 100ワニ擁護のネット工作は変わらず
  • 100ワニカフェ死亡、電通大敗北
  • 100ワニオンラインストア開設
  • 本出版の話は連載開始後にあった?
  • 【悲報】書籍が景品表示法違反の疑い

Twitter民が感じていた面白さ

このコンテンツを楽しんでいた人たちの感想を見ると、「100日後に死ぬワニの呑気な生き様」をシュールに感じていて、そこが楽しいと感じていたようです。
ツイッターの1アカウントがシュールな漫画を黙々と投稿している、という事実も面白ポイントだったようです。

もともとは大掛かりな漫画だと認識されていなかったにも関わらず、死ぬ間際になったあたりで作者がテレビ出演しだすなど、”不自然な盛り上がり”が目に付くようになりました。
それが100日たって死んだ後、いきなりグッズ販売、いきものがかりとの謎コラボ、映画化などが一気に押し寄せ、ファンたちの不信感は表面化します。

さらに、この商用化にかかわっていたのが、悪名高い広告会社、電通であったことが致命的ポイントでした。

電通に殺されたワニ

まず、「ツイッターの1アカウントがシュールな漫画を描き続けている」という事実を楽しんでいた人たちにとっては、この突然の商用化を不快に感じていたことでしょう。
また、今まで毎日ワニくんが見せてくれた呑気な日常が、ふっと消え去る喪失感を味わえずに、いきなり「グッズ!コラボ!映画化!」というのは、興ざめ感MAXだったに違いありません。

「Twitterで商売するのが嫌なだけだろ!」や「電通と関わっていようがいまいが関係ないだろ!」とか言う的外れすぎる意見が飛び交いますが、そうではないんですよ。
ただひたすらに商用化の時期が悪かったんです。

さらにイメージ悪化につながったのが、2015年に高橋まつりさんを過労自殺させた電通と一緒に、「死」をテーマにしたコンテンツを扱ってしまった、ということです。
働いている人なら誰もが知っている、働き方改革の起源となった事件です。

そんなふざけた連中が「追悼POP UP SHOP!!!」などと銘打って商売をし始めたら、こいつら本当に反省してないな、と多くの人が思うでしょう。
働き方改革に苦しめられている管理職の方々は、違った意味でイラついたに違いありません。

まつりさんの過労自殺はTwitter民でも覚えている人が多く、「電通=過労自殺」というイメージが完全に定着しているようです。
そんな連中とコラボして、しかも、「作者の友人の死」が元ネタとなった本作品で儲けようなどと言う魂胆も、多くの人に不快感を与えたに違いありません。

失敗と感じた唯一の理由

ここまでいろいろ物申しましたが、ここまでは私の想像です。
つまり、多くの人がこう思ったのではないか、ということを述べただけで、これだけで「100ワニは失敗であった」などと語るつもりは毛頭ありません。

私が失敗だと思った理由は、100ワニは人気稼業であり、どんな理由であれ、悪評が立つこと自体が致命傷であるからです。
そして、そんな人気稼業でありながら、日本でも最高に評判の悪い電通と組んでしまった、という点は絶対にやってはいけない失敗です。

人気稼業というものは、食べ物やインフラ等の生活必需品と違い、なくても困りません。
よって、人々にどれだけ愛されているかが重要であり、嫌われてしまうことが一番の致命傷です。

作者は知らなかったのかもしれませんが、取引相手を見極めるのは、人気稼業では最も重要です。
この100ワニも、作品の出来で嫌われたのではなく、作品を取り巻く環境で嫌われてしまったのです。

反社とコラボして干された宮迫しかり、”嫌われる要素を持つ”ということは人気稼業では致命傷です。
その点を理解しましょう。

電通案件は連載開始前から存在した

いまさらになって電通との関係を否定しましたが、後の祭りです。
100ワニを称賛すれば電通に踊らされた者と言われ、100ワニを批判すれば電通の回し者が現れる、とまで言われるようになってしまいました。

つまり、今までどれだけ話題になろうが、人気になろうが、すべては作られたものだったと認識されているのです。
フォロワーやサクラを雇いまくる電通さんですから、100ワニを擁護している著名な人気稼業の方々は、基本的にお金をもらっていると推察できます。

wani

でなければ、あんな燃え盛っている案件を擁護するなどと言う何のメリットもない真似、相当なアホでなければしません。
私は一切お金を頂いてないので、正しいことを言いたい放題言えます。

そもそも100日というのは3か月とちょっとです。
そんな短い期間で、企画、承認、設計、調達、製造、配送を、世界でも仕事が遅いと言われる日本企業が出来るわけないのです。

まさかとは思いますが、コロナウイルスで中国が苦しめられている今、MADE IN CHINAの物販を大量に仕入れたんじゃありませんよね?
これだけ全世界で産業がひっ迫している中、呑気にコラボグッズを製造出来る会社がどこにあるんでしょうか。

最初から、いえ、そもそも始まる前から企業と組んでいたのは確実です。
いまさら電通との関係を否定するあたりが、余計いやらしさを醸し出しています。

100ワニと作者の今後

作者はさっさと100ワニコンテンツの看板を下げ、もう一度別の作品で再スタートした方がいいでしょう。
本当に個人でやっているというなら、それが可能なはずです。

人気稼業では絶対に電通と組まない。
これは基本中の基本です。

今後Twitter上で個人作品が人気になったとしても、「電通と絡んでいるのではないか」と勘ぐられる世の中になってしまいました。
Twitter上で人気稼業をやりたい人には、世知辛くなってしまいましたね。

驚異的速さで100ワニコラボカフェを東京・大阪にOPEN!

3月24日追記です。

ワニくんが死んでから4日が経ちましたが、なんと100ワニコラボカフェが東京と大阪にオープンすることが決定しました。
以下はソースです。

100日後に死ぬワニカフェが東京、大阪にてオープン!

作者の営業力とプロデュース力に脱帽です。
漫画家やめて、プロデューサーとして活躍した方がいいんじゃないでしょうか。

という冗談は置いといて。
これだけの規模でコラボしといて、いまだに「個人でやり始めたこと」というつもりでしょうか。

金を稼ぐことは否定しませんが、嘘をつき続けるのはいかがなものかと思います。
最初から企業とコラボしていた、と正直に言えばいいものを。

100ワニコラボカフェTOKYO初日の状況

4月2日追記です。

これだけ100ワニを完膚なきまでにボコった割に完全に飽きていたのですが、4月1日に100ワニコラボカフェTOKYOがスタートしました。
以下はソースです。

【天国グルメ】100日後に死ぬワニカフェついにオープン / もしもの時の備蓄カレー1749円を食べてみた

上記の記事で著者の方が行った時点では、店内に誰もいなかったようです。
おかしいなぁ。

コロナだったからとか平日のど真ん中だったからとか言い訳はいくらでも出来ると思いますが、初日ZEROはさすがにまずくないですか?
シフト制でサクラ数人くらい仕込んでおきましょうよ電通さん。

まるで100ワニが人気ないと勘違いされてしまいます。
せっかくここまで仕込みに仕込んだのに、ここで手を抜いていいんですか?

100ワニ擁護のネット工作は変わらず

2ちゃんでは「100ワニを企業案件とかいうやつは恥ずかしいしバカ」とか言う工作スレが立ち始めていますが、現場にはいかなくていいんですか?
ネットで工作するだけじゃなくて、現場にも出向いてPRしていかないと人気ないってバレますよ?

ネットに多くいる、いい歳して何でもかんでも疑って、裏側を見抜く情強ぶってる奴さぁ・・・

ネット工作の品質もそうですが、あまりにずさんすぎます。
上記スレでもあまりに突っ込みが抽象的すぎて、これでは逆効果ですよ。

私は本記事で挙げている通り、客観的な状況や数字、証拠をあげて、100ワニは企業案件と言っているのです。
であるならば、こういった工作スレでも同じように客観的事実を用いて反論しないと、反論出来ないといっているのと同じですよ?

まぁ上記の工作スレも、擁護に見せかけたアンチの可能性もありますので、一概に電通さんが悪いとは言えません。
それにしても、今回の100ワニカフェ0人はさすがにひどいので、もう少し現場でも活動しましょう。

100ワニカフェ死亡、電通大敗北

4月3日追記です。

100ワニカフェがオープンして三日で臨時休業に入るという、驚異的早さで死亡しました。
以下はソースです。

100日後に死ぬワニカフェ 臨時休業及び開催延期のお知らせ

もうなんというか、掛ける言葉がないです。
100ワニを企業案件だとか言っている奴は情強ぶってるバカでしたっけ?次の言い訳は何にします?

しかも、オープンして初めての週末に入る前に休業に入るって、全く予約入ってなかったんですね。
開店前によほどお金使っちゃったんですねぇ、PRとか。

予算がすぐに回収出来ないとまずいから、早々に見切りをつけたんでしょう。
もしかして、100ワニともあろう人気コンテンツが、コロナによる業績不振救済の行政補償を狙っているんですか?

これからは、作品の”コンセプト”というものを、きちんと考えて売り出した方がいいですよ。
「企業がバックについてて何が悪い!漫画が面白かったならそれでいいだろ!」とか思っている輩には、一生わからないでしょうが。

100ワニオンラインストア開設

4月7日追記です。

100ワニ公式が、ロフトで数量限定と言っていた商品含む、大量の物販を楽天さんで取り扱うようです。
以下はソースです。

全国の皆様に商品をお届けできるよう、本日、公式ECサイトをオープンしました。皆さま是非お立ち寄り下さい!https://t.co/JdJlHDyAXr — 100日後に死ぬワニ 公式 (@100waniOfficial) April 6, 2020

ロフトの特設サイトは以下です。

100ワニ追悼 POP UP SHOP in ロフト

時系列としては、ロフトのほうが先にオープンし、そこで数量限定の商品を扱っていました。
そのあと、楽天のほうでオンラインストアを立ち上げたようです。

注目すべきはそのラインナップです。
以下の画像はロフトの画像(前)と楽天の画像(後)です。

wani
wani

なんと、数量限定とか書いてあるマスコットキーチェーンが置いてあるのです。
これだけの人気コンテンツ(ということになっている)の、しかも数量限定のグッズが売れ残るなんておかしいですよね?

世界がコロナウイルスに翻弄されて、産業がままならない今、どれだけ大量のマスコットキーチェーンを生産してもらったんですか?
これを連載が始まってからやり始めたことだなんて、とても信じられません。(棒)

何度も言いますけど、実際は人気なくても人気あるように見せないとダメですよ電通さん。
特に、数量限定品は在庫が残っていても表に出してはダメです。

ステマが得意な電通さんなら知っている手法のはずなんですが、千円の品の在庫すらも気になってしまうほど、売り上げが微々たるものになってしまいましたか。
数量限定ときて買いに来たファンたちも、これにはがっかりです。

私が本記事で”失敗”と言ったことは、完全に的を得ていたようですね。

本出版の話は連載開始後にあった?

4月9日追記です。

作者のきくちゆうき氏が伊集院光とのラジオにゲスト出演し、本や物販の交渉は連載開始後に来たということを明言しました。
以下はソースです。

『100ワニ』作者、『伊集院光とらじおと』出演「今回で学んだことは…」

きくち氏は「『本にしたいです』とか『グッズにしたいです』とか(のオファーは)3日目、4日目に来て。毎日1本ずつ書きながら、全部1人で対応していた。

・・・もうなんというか、そんなことで騙せるのはギリギリ小学生くらいですよ?
3日目で企業が来たということは、企業の中では企画から承認、どのように企画を進めていくかという作業工程の作成が、連載1日目から2日目のうちに終わっているということですよね?

小学館ってそんな「バンドやろーぜ!」みたいなノリで本を出してくれるんですか?
ネタは腐るほどあるので、当ブログもぜひ出版していただけませんでしょうか。

出版社も物販会社もアホではありませんので、結果的にヒットするコンテンツであったとしても、本当にこの企画を通してよいか?予算を回収して利益にできるだけのポテンシャルはあるのか?と必ず稟議にかけています。
ドラゴンボールやワンピースのような古参の巨大コンテンツならいざ知らず、新規コンテンツならなおのことガッツリ稟議にかけるでしょう。

100ワニはその稟議を一日二日で完了したということです。
そんな短期間ですから、本はどのように構成するかなんて決まっているわけがなく、グッズは恐らくデザインのラフ画すらないでしょう。

そんな状態で企画を通すアホ管理職がいる会社なんてあるんですか?
それともそんな雑な稟議だったから、本の出来が芳しくないのでしょうか。

『100日後に死ぬワニ』の書籍版を買ったんですが、帯に「描き下ろし漫画28P収録」って書いてあるのにどう数えても漫画は8ページ分しかないんですよ。 もしかして5分で描いたような水増しの挿絵も漫画とカウントしてるの!? 電通に騙されて購入しちゃいけません! pic.twitter.com/ebMRGt77KN — 実話BUNKAタブー編集部 (@BUNKA_taboo) April 8, 2020

何度も言いますが、お金儲けすることも、自分のコンテンツを多大にプロモーションして流行らそうとすることも、私は全く気にしません。
しかし、嘘をつき、ファンを裏切り、正しいことを言っている人を「お前ら間違っているよ」とか無理してあざ笑いながら晒上げるのは、見苦しいのでやめてください。

なぜ100ワニは失敗したか、なぜ嫌われてしまったのか、反省、冷静に分析しないと、また同じことでコケますよ。
”負け”を認められないのは弱い人間のする動きです。

それと、発言一つ一つに仕事したことないニートの妄想みたいな要素があふれているので、もう黙ったほうがいいと思います。
漫画家さん全員が、仕事のやり方知らない連中だと勘違いされてしまいます。

【悲報】書籍が景品表示法違反の疑い

4月20日追記です。
ワニ君が死んでから一か月がたちました。

当記事でも疑問符を投げかけた書籍についてですが、帯にかかれた「描き下ろし漫画28P」が実際には28Pもなく、景品表示法違反に当たるのではないかという記事が掲載されました。
以下はソースです。

『100日後に死ぬワニ』の帯文が波紋…「描き下ろし漫画28P」はどこに?「優良誤認表示」との指摘も

結局、描き下ろしの4コマ漫画は計6ページで、計20枚の挿絵を加えたとしても、合計28Pにはならず、他にどこの部分が描き下ろし漫画とされているか分かりませんでした。

そりゃ連載開始数日後に書籍化の話が来たんですから、そんな短いスパンでいい書籍を編成出来るほど出版業界も甘くないですよ。
これはコンテンツの中身が薄いんじゃなくて、あまりにも早計な考えで書籍化プロジェクトに臨んだ小学館が悪いんです。

これに関して小学館は「新型コロナウイルス感染対策として、原則全社在宅勤務となっております関係上、正式なお答えができません」と回答したようです。
舐めてますね。

在宅勤務を自宅謹慎か何かと勘違いしてませんか?
テレワークについていろいろな観点から記事を投稿している私からしてみれば、何を言っているのか理解できません。

そもそも電話かメールで問合せしてるんだから、電話かメールで回答すれば済む話です。
ただの回答に電話かメールでは収まりきらない、壮大な情報があるのでしょうか。

100ワニ関係者は、そのだらしなさをコロナに救われましたね。
何か不都合が起きればコロナコロナと騒げばいいのですから、楽な仕事です。

ファンに嘘をついて欺き続けるならまだしも、法に触れるようなことまでするとは、情けないことこの上ないです。
100ワニ関係者は、いいかげん公式に謝罪した方がいいと思いますよ。

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