こんにちは。吉田です。
以前、高校でeスポーツに向けたゲームの部活動が広がりを見せている、ということを記事にしました。
そして、最近では、「部活としてのゲーム」に対して、反対の声を上げる教員も出てきたようです。
eスポーツに限らず、こういう新しい動きを受け入れられずに、自分の殻に閉じこもる頭の悪い人はどこにでもいるものですね。
と、言葉で貶してしまうのは簡単です。
よって今回は、そういう頭の悪い人のために、従来の部活と比較して、ゲームという部活が優れている面を真面目に考えてみたいと思います。
目次
- 競技性が高い
- コミュニケーションの幅が広い
- プロとの距離が近い
- ゲーム部は優秀な部活
競技性が高い
競技としてのゲームが、スポーツよりも優れているのが、この競技性が高いということです。
つまりどういうこと、と思うかもしれませんが、スポーツから先に考えてみるとわかりやすいです。
例えばバスケ。
ご存知の通り、身長が高い人が多い方のチームが勝ちます。
次に長距離。
東京マラソンを見ていると、チームの中にだいたい黒人がいます。
技術の高低で勝敗を決める競技において、最終的に勝敗を決めるのは身体的能力。
これでは競技性が高いとは言いにくいです。
勝敗を決める一要素としての身体的能力ならば魅力的に見えますが、結局身長が高いほうが勝つ、という単純さは見てて呆れます。
その点ゲームに関しては、プレイヤーの身体的能力は関係ありません。
技術と己の知恵だけを使って戦うので、ぱっと見プレイヤーを見てもどっちが強いかなんてわかりません。
よって、競技性が不透明に見えるゲームですが、身体的能力の差が出にくいため、競技性はダントツに高いです。
コミュニケーションの幅が広い
現代のゲームは基本的にオンラインでつながっています。
よって、コミュニケーションの幅が一般的な部活に比べて段違いです。
一般的な部活であれば、北海道の部が沖縄の部と交流や試合をすることなど、滅多にありません。
しかし、ゲームであれば日本のみならず、世界中のプレイヤーと交流、試合することが出来ます。
これもゲームのみのメリットです。
このメリットを知らずに、過去のゲームのイメージを引きずったまま否定し続けている人は、さすがに頭が悪いとしか言いようがありません。
実際、過去にネトゲにはまっていた私は、日本各地のユーザーと交流することが出来ました。
田舎の1ゲーマーだった私が、遠地のユーザーと交流することが出来たのは、ネトゲがあってこそだと思います。
また、格闘ゲームでは、台湾のプレイヤーと友達になることも出来ました。
格闘ゲームにおいて言葉はあまり要らないので、簡単に友達になることが出来ました。
このように、普段の生活では交流しえないような人とも繋がれることが、ゲームのメリットです。
プロとの距離が近い
上記の幅広いユーザーと交流出来るさらなるメリットとして、競技のレベルが最初から高いことも挙げられます。
例えば、一般的な部活の場合、練習試合は近隣の同じ部、または同レベルの部と試合をします。
初心者だらけのチームとガチガチの強豪校が試合をする、というのはあまりありません。
時間の無駄ですからね。
しかし、ゲームであれば、上級者と初心者が気軽に練習することが出来ます。
また、オンラインマッチでいきなり強い人と戦うことも出来ます。
格闘ゲームの場合は、プロプレイヤーが立てた部屋に誰でも挑戦することが出来たりします。
さすがに大会が近い時はプロも相手をしてくれませんが、閑散期であれば、相手してくれたりします。
交流の幅が広いことで、初心者が上級者に簡単に教えを請うことが出来るのが、ゲームのメリットです。
ゲーム部は優秀な部活
以上が、ゲームを部活にすることで得られるメリットです。
部活としては結構まともではないでしょうか。
ゲームは体を動かさないから不健康だ!という批判がありますが、それを言うなら囲碁や将棋もダメでしょう。
また、体を動かさないことが不健康なら、勉強も不健康になってしまいます。
それを言うと、勉強は必要な学習じゃないか!という批判が来ると思いますが、それを言うなら、野球やサッカーは必要な学習なのでしょうか。
もうこの時点で矛盾しているわけです。
野球だろうがサッカーだろうが囲碁だろうが将棋だろうがゲームだろうが、本気で打ち込めば学べることはあるし、本気でやらなくても楽しければいいんです。
なぜゲームはダメなのか、そこに本質的な理由や論理的な理由がないくせに、自分の幼い先入観だけで否定するような人間が教員であってはなりません。
まずは、ゲームだからといって否定せずに、自分が抱いている先入観を消して、現況を把握しましょう。
おそらく、ゲームにマイナスイメージを持っている人は、ゲームセンターがヤンキーのたまり場だったことを引きずっている人でしょう。
自分の知識を古いままにせずに、常に新しいものを学ぶ姿勢が、教員には必要だと思います。
正直、10代の学生より、教員のほうがはるかに「勉強不足」ですよ。
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