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働き方改革

【働き方改革】ロジハラは存在しない論理的理由

こんにちは。吉田です。

かなり前ですが、ロジハラという言葉が話題になりました。
性的表現でハラスメントを行うセクハラのように、「正論で相手を責めてハラスメントを行うこと」をロジハラと呼ぶようです。

普段から論理的に生きている方にとっては、意味不明なハラスメントと思われたかもしれません。
それもそのはず、ロジハラなんてものは、論理的に考えれば成立しないことがわかるからです。

そこで今回は、ロジハラが成立しない論理的理由をご説明したいと思います。

目次

  • ロジックと正論
  • ロジハラとは
  • ロジハラと言われるロジックに論理性はない
  • ロジハラはただのモラハラ

ロジックと正論

そもそもロジックとは何でしょうか。
ロジックとは、「物事を筋道立てて表したもののこと」です。

そして、物事を筋道立てて表現するためには、「原因」と「結果」が必要です。
たとえば、「雨が降って頭が濡れる」という事象があった場合、「雨が降る」という原因があって、「頭が濡れる」という結果が起きるわけです。

それぞれを個別にバラした場合、ロジックは多様に変化します。

たとえば、「雨が降る」という原因だけでは、結果は何通りも考えられます。
「土が柔らかくなる」、「川の水位が増す」、「床が滑りやすくなる」など、導かれる結果が変わります。

「頭が濡れる」という結果も同様で、「なぜ頭が濡れたか」という原因が何通りも考えられます。
「運動しすぎて汗だくになったから」、「バケツの水をかぶったから」、「頭を洗ったから」など、いろいろ考えられます。

また、ロジックには「前提条件」というものもあります。
「雨が降って頭が濡れる」という事象に対し、「傘を持っている」という前提条件を加えれば、結果が変わります。

そして、正論というのは、「原因」、「前提条件」、「結果」がすべて筋道立っているロジックのことを指します。
逆に、どれか一つでも抜けや認識違いがあると、正論ではありません。

ロジハラとは

ここで、ロジハラの例文となったツイートを見てみましょう。

「適論」というものがいったい何を指すのかわかりません。
しかし、場に適していない論ということは、それは正論ではありません。

たとえば、人員が足りなくてシフトが組めない状況で、「一人で二人分働けばシフト組めるだろ」という方法論は、正論ではないわけです。
なぜなら、「人員が必要である」という前提条件を抜かして述べているからです。

よって、このツイートをした人の言う「正論」というのは、「自分が反論できないロジック」を指しているだけで、正論ではありません。
論理思考力の足りない人が、正論ではないロジックを正論であると勝手に捉えてしまうために、ロジハラロジハラと騒いでいるだけにすぎません。

正論とハラスメントは両立しない

そもそも、正論とハラスメントは両立しません。
たとえば、セクハラの場合、「女で体力がないから、仕事が出来ない」などという「意見」において、「原因」と「結果」のロジックが筋道立っていないからセクハラなのです。

「気分を害したからセクハラ」なのではなく、「性的表現を含んだ暴論だからセクハラ」なのです。
何でもかんでもハラスメント認定していたら、それこそ「ハラスメント・ハラスメント(ハラハラ)」です。

そして、ある事象をハラスメントとして認定するならば、きちんと筋道立ったロジック(正論)を使って、反論する必要があります。
その正論をもってして、ハラスメント行使者を訴えなければならないのです。

先ほどの例を使ってみると、「なぜ女だと体力がないのか」、「なぜ体力がないと仕事が出来ないのか」などを相手に証明させたり、「女だからといって体力がないとは限らない」、「体力がなくても仕事が出来る」などを自分が証明したりすればよいのです。
そうすれば、先ほどの例は性的表現を含んだ暴論、つまり、「セクハラ」として立証出来るわけです。

そう考えれば、正論ではハラスメント行為は出来ないのです。
正論のハラスメントを正論で反論する、ということは、どちらかの論が正論ではないわけです。

よって、”正論を使ったハラスメント”というのは、そもそも成り立たず、暴論に対して正論を返した場合か、正論に対して暴論を返したか、の2パターンしかないのです。

ロジハラはただのモラハラ

じゃあ結局、暴論を使ったハラスメントとは、となりますが、それはただのモラハラです。
自分自身がロジカルに反論できないから正論と判定し、正論を使ったハラスメントだからロジハラだ!などという意味不明な考えはやめましょう。

セクハラ、パワハラ、アルハラ、ヤニハラはまだしも、何でもかんでもハラスメント認定するのは感心しません。

「正論だけど適論ではない」と思うなら、それは正論ではないわけです。
そして、正論ではない思うなら、自分で考えて、きちんと正論をぶつければよいのです。

それすら言い返さず、自らの力不足を顧みず、何でもかんでもハラスメント認定するのは、ハラスメント・ハラスメントです。
情けないのでやめましょう。

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