こんにちは。吉田です。
巷では東京オリンピックが開催されるだの中止されるだのという話題が巡っています。
ちなみに、私は以下の記事でも述べた通り、何事もなく開催されると思う派です。
最近では、「仮に開催が強行されても選手が集まらないのでは?」という声も出てきましたが、ご安心ください。
選手も全員キッチリ参加します。
そこで今回は、なぜ東京オリンピックに選手が全員参加するのか、ご説明いたします。
目次
- 東京オリンピックに参加する選手への心配の声
- 東京オリンピックに”参加させられる”選手
- 東京オリンピックは選手たちのためじゃない
東京オリンピックに参加する選手への心配の声
JOC山下氏が以下の声明を出したというツイートのリプ欄に、「そもそも選手が集まらないのでは?」や「選手の体調のほうが大事」という声が多く寄せられています。
“4年に1回” へ努力した選手のためにも開催を JOC山下氏 #nhk_news https://t.co/hn6Yn9nASo — NHKニュース (@nhk_news) March 16, 2020
実にまっとうで合理的な意見です。
私も、普通ならそう考えます。
しかし、それでは残念ながら甘いです。
あえてこういう表現にしますが、スポーツ選手ごときにオリンピックに行くか行かないかなどという選択肢はないのです。
東京オリンピックに”参加させられる”選手
選手たちは、自分たちの意思に関係なく、”参加させられます。”
逆に考えると、参加しないと恐ろしいことが起こるでしょう。
オリンピックの主催者であり、いわば”一番偉い”IOCが開催するといっているのに、「コロナが怖いから参加しない」などとのたまう選手がいたらどうなるでしょう?
まず、その選手がIOCに目を付けられ、その選手が所属する種目の選手やコーチが目を付けられ、果ては所属国まで目を付けられます。
最悪の結果どうなるか。
IOCからは表立っては言われずとも、参加しなかった選手の国が、開催国として金輪際選ばれないという事態にまで発展します。
もしそんなことになったら、国家レベルの戦犯です。
それほどの重罪を背負えるほどの胆力を持つ選手が、この世に存在するでしょうか。
また、仮にそうならずとも、参加しなかった選手と参加した選手で小競り合いが起きたり、コーチが業界内で多方面から圧力をかけられるなど、いろいろなリスクが考えられます。
つまり、オリンピックに参加しないというのは、凄まじい同調圧力の中に生きることになるのです。
オリンピックは選手たちのためじゃない
勘違いしていらっしゃる方が多くいますが、オリンピックというのは、そもそもスポーツ選手たちのためにあるわけではありません。
平和の祭典でも、スポーツの祭典でも何でもありません。
IOCおよびオリンピック運営に携わっている偉い人達が、金銭的に潤う祭典です。
そこを勘違いしないでください。
民意で開催するお祭りではなく、主催元が参加者を募っている祭りなんです。
「もし参加しなかったら、次のオリンピックではお前来なくていいから。」がまかり通る世界なんです。
我々一般市民はおろか、参加する選手ですら、オリンピックでは有象無象なんです。
そんな奴らが騒いだところで、開催するかどうかには一片たりとも関係ありません。
スポーツ選手にとってオリンピックとは何かを考えれば、参加しないなどという選択肢はないんです。
特に、これからが期待されている若い選手ほど、この傾向は顕著でしょう。
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