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【経営者目線】経営者が言うことではない

こんにちは。吉田です。

あなたは経営者目線で物事を考えろ、と言われたことはありますか?
企業に勤めているサラリーマンなら、一度は耳にしたフレーズかと思います。

このフレーズ、私は経営者じゃないのでいまいち使いどころがよくわかりません。
おそらく会社のためを思え、という意味合いで一般的には使われているのでしょう。

しかし、至極当然に思うのが、「なぜ従業員が経営者目線など持たねばならんのだ」ということだと思います。

従業員には従業員の目線があります。
それをきちんと見据えるだけで、本来は十分なはずです。

そこで今回は、こんな愚かなフレーズを口走ってしまう頭の悪い経営者でもわかるように、従業員における「経営者目線」の不必要性を説いていきたいと思います。

目次

  • 従業員は経営者の目線を持つ必要などない
  • 経営者目線を持てとか言う経営者はだいぶアホ
  • 重要なのは経営者目線を持たない社員の心をつかむこと

従業員は経営者の目線を持つ必要などない。

組織というのはそれぞれが役割をもって構成されています。
経営者というのは、文字通り、会社を経営する役割を担っている人です。

つまり、役割が「経営」なだけで、本質的には従業員より偉いというわけではありません。
それなのに、経営という役割を従業員に任せてしまったら、せっかくの役割構成が崩れてしまいます。

人体で考えればわかります。
心臓は体全体に血液を送る役割を持っていて、肺は酸素を取り込む役割を持っています。

たとえ心臓の調子が悪いとしても、肺は心臓の役割をすることはありません。
肺は肺の役割をやればよいのです。

仮に肺が心臓の役割を担えてしまったら、肺に大きな負担がかかります。
肺に負担がかかってダメになってしまったら、今度は誰が肺の役割をするのでしょうか?

経営者目線を持てとか言う経営者はだいぶアホ

仮に経営者目線を持つ従業員がいても、私は全く悪いと思いません。

経営者目線を持つ/持っているような人は、将来経営者になりたい人であるからです。
つまり、経営者目線を自発的に持つ/持っているような人は、自分の将来のためを思って実施しているので、それはそれでよいのです。

しかしながら、ここで問題が発生します。

そもそも、経営者目線を持てという経営者は、従業員に経営者になってほしいわけではありません。
自分の役割を勝手に担ってくれる「影武者」がほしいだけです。

よって、自発的に経営者目線を持つ従業員と経営者で認識齟齬が生じるわけです。
このままでは、経営者目線を持つ社員とはすれ違い、経営者目線を持たない社員からは反感を買ってしまう、地獄のような状態になってしまいます。

口は災いのもとです。
こんなことなら、経営者目線なんて口にしないで、経営者目線を持たない社員の心くらいは繋ぎとめておいたほうがマシです。

経営者目線を持たない社員の心をつかむ

上でも書きましたが、経営者目線を持てと言おうが言うまいが、経営者目線を持つ人は勝手に持ちます。

よって、本来フォーカスすべきなのは「経営者目線を持たない社員」です。
上記のような社員には、「最低限、自分の役割を全うしてくれればよい」ということをきちんと言っておくのです。

期待はしていない、という感じではなく、頑張りすぎないでね、というメッセージを送れば、「経営者目線を持たない社員」はビビビと来るはず。
少なくとも、向上心を不必要に煽るような発言は控えたほうが良いでしょう。

何度も言いますが、経営者目線に限らず、向上心を持つ人は勝手に持って実践します。

仕事では言われた分だけこなしていればよい、という人はそれで良いのです。
仕事がすべてじゃない人も、今の時代多くいます。

最後になりますが、経営者目線を持てとか言っちゃってた頭の悪い経営者の方は、以下の言葉をきちんと胸に刻んでおいてください。
「自分のビジョンを語ることと、自分のわがままを語ることは別である。」

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