こんにちは。吉田です。
横浜市内のバスで、老人が子供を席から引きずり下ろしたというニュースが話題になっています。
以下はソースです。
高齢者に譲るべきか、子ども優先か――バス座席でおじいちゃんと母親が罵り合い
老人とか子供抜きにして、人が座っているところに無理やり割り込んで座るとか頭おかしいですね・・・。
公共の交通機関には、大体優先席があるので、老人は席を譲ってもらえるものだと勘違いしているのでしょうね。
そもそも、以前から思っていたのですが、優先席に老人マーク要りますか?
今回は優先席に老人マークは要らないのではないか、ということについて言及したいと思います。
目次
- 専用席ではなく、優先席
- 優先席は「譲られるもの」
- 老人に席を譲らなければならない理由とは
- 優先席を譲ってほしければ、日頃の行いを改めよ
専用席ではなく、優先席
大前提として、席に座る権利はみな平等です。
優先席とは、優先して座れるだけであって、専用席ではありません。
鉄道会社も、ご協力ください、とは言うものの、優先席に座る人が来たら必ず譲ってください、なんて言いません。
みんな交通機関が定める料金を平等に支払い、乗車しているわけです。
乗客同士にランク分けなどありません。
たまに「子供は料金が安いから、子供は老人に譲れ」という論調がありますが、「交通機関が定める料金を満額支払っている」という事実のもとでは、皆同じなのです。
子供料金に文句を言うなら、定めた交通機関に言うべきなのです。
利用客が勝手に客の優劣を付けてはいけません。
新幹線の指定席は、通常の乗車料金に加え、席に座る権利を割り増しで払っているからその席に座れるのです。
電車やバスで、誰が優先して座れる、などという概念がそもそもないのです。
優先席は「譲られるもの」
その大前提を考えると、席は「譲ってもらうもの」ではなく、「譲られるもの」だということがわかります。
誰も座っている人の席を奪う権利などないのです。
当たり前ですね。
譲ってくれませんか、と働きかけて、仮に断られてもしょうがないのです。
お互い平等なのですから、断られて憤慨するなど、こちらが相手より上だと勘違いしている証拠です。
今回のような事件は、優先席が生み出した悲しきモンスターとしか言いようがありません。
優先席がもともとなかったら、老人たちもここまで横柄にならなかったでしょう。
老人に席を譲らなければならない理由とは
まず、優先席の定義は以下のようになっています。
優先席(ゆうせんせき)とは、鉄道車両やバスなどに設置されている、高齢者・障害者・けが人・体調不良者・妊婦・乳幼児連れ(ベビーカー含む)などを、椅子への着席を優先・若しくは促す座席である。
引用元:優先席
この中で、高齢者だけ異彩を放っています。
そう、高齢者だけ「健常者」なのです。
そりゃ妊婦や乳幼児連れも健常者なのですが、彼らは気遣わなくてはいけない対象(胎児・乳児)が他にいるため、自分の面倒を見ればいいだけの高齢者とは次元が違います。
そもそも、高齢者以外の人は、優先席でなくとも譲ります。
ただし、高齢者には基本的に譲りません。
なぜなら、自分と同じ健常者ですから。
自分と同じカテゴリーにいる人間に譲る理由がありません。
私が高齢者に席を譲らなくてはならないなら、高齢者も私に席を譲らなくてはいけないのです。
優先席を譲ってほしければ、日頃の行いを改めよ
上記で色々言いながら、私自身は普通に老人にも席を譲ってます。
といっても、明らかに人相のいい人を選んでいますがね。
私の地元にはこんな素行の悪いことをする馬鹿みたいな老人はいなかったので、公共交通機関では普通に老人に席を譲ります。
老人もさることながら、私自身も育ちが良いのです。
そういう人は、だいたい譲った後にお礼を言ってくれたりします。
また、私か相手が降りる時は、再度お礼を言ってくれたりします。
老人たちも優先席関係なく、席を譲ってほしかったら、日ごろから行儀よく暮らしたほうが良いですよ。
日頃の行いというのは必ず返ってきます。
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